日本商工会議所青年部 第39回全国会長研修会 山紫水明の地 茨城つちうら会議記念誌
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99日本商工会議所青年部 第39回 全国会長研修会  「日本商工会議所青年部第39回全国会長研修会 山紫水明の地 茨城つちうら会議」が、多くの皆様のご参加のもと、盛大に開催されますことをお祝い申し上げます。 全国415の各商工会議所青年部で組織される、日本商工会議所青年部におかれましては、次代を担う青年経済人の全国団体として、我が国の商工業の発展や、全国ネットワークを活かした会員相互の交流・連携による地域の人材育成に多大なご貢献をいただいておりますことに、心から敬意を表する次第です。 また、新型コロナウイルス感染症の影響により、我が国の事業者の99%以上を占める中小企業者の皆様の経営状況が依然として厳しい状況にある中、商工会議所青年部の皆様には、青年経済人ならではのアイディアや行動力を活かし、全国各地の課題解決に積極的に取り組まれておりますことに、心から感謝を申し上げます。 さて、時代は今、これまでとは全く環境が異なる、予測できない「非連続の時代」を迎えています。気候変動問題や米中摩擦の激化、AIの進歩による社会構造の大幅な変化に加え、人口減少の大きな波が押し寄せております。この「非連続の時代」を乗り越えるためには、前例踏襲や横並びなど、これまでの延長では通用しないことは明らかです。 このため、本県におきましては、「挑戦」「スピード感」「選択と集中」の三つの基本姿勢のもと、活力ある中小企業・小規模事業者の育成を目指し、経営力の強化と活性化に取り組むとともに、新分野進出及び事業継続の支援、M&Aマッチング、DXの推進など、新たなビジネスモデルの創出等に取り組んでいるところです。 そうした中、これからの地域を担っていく全国の商工会議所青年部の皆様が、この度、WEB配信を併用しながらではありますが一堂に会し、「今立ち上がろう!仲間と共に地域と日本の未来へ」をテーマに本研修会を開催され、アフターコロナを見据えた地域経済の更なる発展のため、議論を深め、研鑽を積まれることは、たいへん有意義であると考えております。 本研修会の開催を契機として、ご参加の皆様のネットワークがさらに広がり、各地域の活性化につながることをご期待申し上げます。 茨城県には、ここ土浦市を中心に生産され、産出額全国第一位を誇るレンコンのほか、最高級ブランド牛である常陸牛、関東一の酒蔵数を誇る日本酒などの名産品に加え、日本三名園の偕楽園、全国で2番目に大きい湖である霞ヶ浦、日本百名山のひとつである筑波山などの観光地に恵まれております。皆様もこの機会に、本県の多彩な魅力を存分にご堪能いただき、ぜひプライベートでも足をお運びいただければ幸いです。 結びに、日本商工会議所青年部のますますのご発展と、ご参加の皆様のご健勝、ご活躍をお祈りいたしまして、お祝いの言葉といたします。茨城県知事大井川 和彦ご祝辞

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