日本商工会議所青年部 第39回全国会長研修会 山紫水明の地 茨城つちうら会議記念誌
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1111日本商工会議所青年部 第39回 全国会長研修会  日本商工会議所青年部第39回全国会長研修会「山紫水明の地 茨城つちうら会議」が、盛大に開催されますことを心よりお喜び申し上げます。また、ご参集くださいました全国各地の商工会議所青年部会長並びに次年度会長予定者、次代の単会を担う会員の皆様を開催地商工会議所会頭として、心から歓迎を申し上げます。 本研修会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、参加人数の制限や大懇親会の中止、ハイブリット形式と開催形態を変更し、いくつもの難題や壁を乗り越え本日の開催を迎えることができました。開催実現に向けて、協議や調整を重ねられた茨城県や土浦市をはじめとする関係各位、青年部の皆様に、深く敬意を表するとともに厚く御礼を申し上げます。 さて、当所青年部は、地域を支える青年経済人として、地域経済の発展のために様々な活動を展開してこられました。特には、昭和62年より茨城県南の商工会議所並びに商工会青年部、青年会議所等で結成した「茨城県南常磐線快速電車延伸促進対策協議会(現在:常磐線東海道線乗り入れ推進協議会)」において、代々その中核として活動され、常磐線の輸送力強化・利便性向上のため、陳情や啓発活動を行うとともに、地域イベント参画によるまちづくり活動、また大成功を収めた平成17年の「関東ブロック大会土浦大会」、さらにコロナ禍においても、積極的にWEBを活用した事業運営を推進する等、いつの時代も地域経済の発展と地域振興に向かって青年らしく熱意ある活動を展開してきました。本研修会も、地域経済の発展と郷土愛溢れる大会になることを期待しております。 そして、昨今の我が国の経済情勢に目を向けますと、新型コロナウイルスの影響は、中小企業のみならず中堅・大手企業も苦況を強いられております。経済回復や中小企業のビジネス変革への取組みが成果を得るまでには一定の時間を要するようになり、事業継続・雇用を維持するためには、生産性向上に向けたデジタル化や新事業展開・事業再構築等の構造変革への挑戦が求められます。 また、危機を克服し、新たな価値創造を目指す企業の挑戦を支える基盤として、「パートナーシップ構築宣言」による取引適正化や防災・減災・国土強靭化による安全・安心の確保などへの取組みを促進していくことが必要となります。 全国の青年部の皆様におかれましては、デジタル化や新事業展開等、時代の先駆者として様々なことに挑戦していただき、苦難を新たなビジネスチャンスと捉え、地域経済の発展により一層のご活躍をされますようご期待申し上げます。 当所としても、自治体と緊密に連携し、事業者や地域の皆様とともに感染防止対策の徹底に注力するとともに、中小企業の経営支援、新たな変革への挑戦を強力に後押ししていく所存でございます。 結びに日本商工会議所青年部第39回全国会長研修会のご盛会と日本商工会議所青年部並びに全国各地の商工会議所青年部の更なるご発展とご出席の皆様の益々のご活躍を祈念いたしましてご挨拶といたします。土浦商工会議所会 頭中川 喜久治ご挨拶

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